永い伝統と、新たな試み。
2025.01.31
薩摩焼酎の歴史は永い。18世紀から芋を原料とし洗練され続けてきた蒸留酒は世界的にも非常に稀である。未知の素材「タロイモ」を用いた焼酎造りにおいて、蒸留技術的にこれほどの適所は世界に他、存在しないだろう。とはいえ、粘度も成分も違う芋で醪(もろみ)を作り、発酵へと導く過程は容易ではない。粘度、発酵のすすみ、麹米との相性、温度・・・その味わいも未知という、手探りだらけの造りは困難を極める。前例なき酒造りには、経験に裏打ちされたチャレンジ精神がなくてはならない。限られた焼酎蔵でのみ伝承される、きめ細やかな「手造り」製法が、タロイモを生粋の本格焼酎に仕上げる。