緑色の渓谷で。タロイモ農家、伝統をつなぐ日々。

カウアイ島ハナレイの渓谷。焼酎KALOの原料となるタロイモは、全てこの風光明媚な場所で育ち、現在も数件の農家の手で大切に育てられている。近年、食文化の変化によってハワイのタロイモの消費量は減少傾向にある。しかし、ハワイアンにとっては神話にも登場するタロイモという存在は特別で、受け継がれてきた敬愛の気持ちは強い。

 ファーマーには、「コガさん」、「ハラグチさん」など、実は、流暢に日本語を話せなくても、代を遡れば日本にルーツを持つ人も多い。

「僕らの育てたそれが、日本で焼酎になるなんて、今まで誰も想像しなかったよ!」

 彼らは日々、この”聖地”で農作業をしながら、その大変さも苦労も決して多く語らない。数年前には大規模な洪水が町を呑み込み、タロ芋畑も大きな被害を受けた。「確かに、あの時は大変だったよね。でも、タロイモはどんな災害からも立ち直りが早いんだ。だからずっと、ハワイの人々と共にあったんだよ。」

この日、初めてのタロ芋焼酎を口に含みながら「おお!ワンダフルだ。」と感嘆の息を漏らした。のこの聖なる伝統食を後世へ繋ぐ願いと、新しきものを歓迎する大らかさを、彼らはいつも、その大きな背中で静かに語っている。

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