様々な”イモ”で醸したお酒と泡盛と沖縄料理の話。①テイスティング編。
”タロイモと田芋。ハワイと沖縄の緯度”
沖縄にはタロイモに近い「田芋(ターンム)」という芋があり、正月には子孫繁栄の縁起物としていただく習慣があるそうです。
同じように、ハワイ神話におけるタロイモは「人間の兄弟」として位置づけされており、ハワイの人々の命を代々受け継ぐ象徴として深い意味のある食物です。
緯度も非常に近い縄とハワイには、文化的にも植生的にも似ているものが多い。加えて、1900年に沖縄出身者がハワイに移住し125年という歴史もあり、今も太平洋を挟んだ文化的な交流が続いています。
先日、私の日本の友人が「サトイモの焼酎が手に入ったから一緒に飲んでみましょう!」と声をかけてくれました。ここ数年でいろいろな焼酎を勉強してきましたが、神奈川・山北産の「サトイモ焼酎」など初耳です。ハワイのタロイモと品種は違えど、サトイモもタロイモの一種。KALOと飲み比べをしてみる絶好の機会です。
”沖縄料理のプロと泡盛のプロにKALOを味わってもらう”
招待してくれた玉城久美子さんは、フードアナリストであり沖縄食のコンサルタント。様々なメディアで沖縄フードカルチャーを紹介する、言わば沖縄料理のプロフェショナルです。お酒に合わせるとっておきの本格的郷土料理をふるまっていただけることになりました。
さらには、私にとっては泡盛の先生の2人、泡盛カルチャーを発信し泡盛のラベルデザインなども手掛ける「シンさん」と、私に泡盛の魅力を教えてくれたラジオ・ディレクターの「ゲンちゃん先生」のコンビも一緒に、めったに手に入らないレア泡盛なども交えてとても贅沢なテイスティング会が始まりました。
さて、まずはさっそくタロイモとサトイモの焼酎の飲み比べです。神奈川県山北産のサトイモを千葉の酒蔵で醸したサトイモ焼酎は、素材の香りが感じられつつ端麗ですっきりとした印象。米焼酎のような優しさのある、とても美味しい焼酎でした。日本酒造りから始まった酒蔵さんなので、端麗で華やかな味わいが、まさにこのお酒の決め手になっていると感じました。
対して私が今回持ち込んだのは、KALOの”makahiki”2019=6年熟成。皆さんの感想は、「ホワイトラムや黒糖焼酎のようなふくよかさ。」「これだけ度数が高いのにしっかりとした優しい甘味を感じる。」 「芋焼酎特有のクセも無く素材感はあって非常に呑み易い。」という三者三様のレビュー。そして総合評価は「これ・・・めちゃくちゃ美味しい!!」という嬉いお言葉。6年の甕熟成を経て柔らかさと甘みの際立った特徴を、しっかりと認識し評価してくれました。
更に、焼酎ツウのお二人が持ってきてくれたナガイモ焼酎、高専が実習で造った激旨古酒に超レアな泡盛といろいろといただきましたがこれまたさすがでした。今まで沖縄で飲んだどんな泡盛古酒よりもそして味わい深い・・・泡盛や焼酎は、本当に熟成で味わいが変わるのだなあと実感すると同時に、「瓶詰めしてからも味わいがしっかり熟成する」という概念には目からウロコでした。
もう一つ、何より嬉しい驚きは、スペシャルな泡盛に負けず劣らず、KALOが沖縄料理に抜群の相性、ということでした。
どんな沖縄料理を味わい、そしてどんな料理と相性が良かったかなど、次回のブログでご紹介します!
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