千曲錦のタロイモ焼酎初仕込みが、佐久盆地を太陽が照りつける季節に始まりました。一番最初はタロイモの表面を水で研ぐように、きれいに丁寧にはがしてゆく作業。これは米を”精米”する日本酒造りの哲学を、タロイモ焼酎の仕込みに生かすという杜氏の哲学です。
浅間山系から流れた豊富な伏流水は冷たく澄んでいて、盛夏でありながら手袋をしなければ2分もせずに手がかじかんでしまいます。
そして、表面を研ぎ終えたタロイモを機械で細かくチップ。並行して、隣の蒸留蔵の大きなタンクには蒸留過程において必要不可欠な「麹米」を仕込む作業が行われます。酒造りはさまざまな作業が並行して行われるのです。
麹米の糖化が進むと、やがて石うすでさらに細かくペースト状に挽かれたタロイモが、いよいよタンクに投入されます。これが造りの第一段階です。







